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代々木上原の古民家まるごと非日常空間アートに。すぎやまたくやの個展「白昼夢」が4月27日〜29日、TERRANOVA Houseにて開催

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画家/俳優/音楽家と幅広く活躍するアーティスト「すぎやまたくや」が、4月27日〜29日、描き下ろし総数50点の絵画の展示する個展「白昼夢」を開催する。ゲストアーティスト5名が手がける映像、音響、立体、絵画のコラボレーション作品とともに、会場である代々木上原の古民家をまるごと一軒、空間デザインし、彼の”白昼夢”を体験できる展示となる。

今回は、すぎやま氏ご本人へ展示開催前の心境を、会場であるTERRANOVA Houseにてインタビューしてきた。

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「すぎやまたくや」とは

気さくな「初めまして」から始まったインタビュー、まずは彼のプロフィールから。
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1987年神奈川県出身。2011年多摩美術大学 環境デザイン学科卒業。
昔から常に絵を描いていたというわけではなく、高校では心理学を学んでいたという。自己探求の方法として「絵画」という表現にたどり着いたそう。さらに絵というフラットなものだけではなく、空間に対する興味や意識も強く、多摩美術大学入学後は空間デザインや建築、インテリアも含めたアートを学んだ。大学卒業後すぐに応募した海外コンペティションにて審査員の目にとまり、ニューヨークのチェルシーにある「AGORA GALLERY」と契約、作家活動をスタートした。
ダイナミックでグラフィカルな抽象画や、温かみのある動物モチーフ画、幻想的なイメージ画など、自由多彩な作風が魅力。
近年ではMother’s Industryが手がけるファッションブランド<MIDIUMISOLID>の原画制作、2017年、多国籍ゲリラショーで東京コレクションを席巻したブランド<TAAKK>のジャケット、パンツの刺繍柄原画製作を担当。さらに東急プラザ銀座のセレクトショップ「MARcourt DESIGN EYE」の店舗ディスプレイなど、幅広く活動。また俳優として、舞台の脚本・演出を手掛けて自身も出演するなど、意欲的に表現を発信。近年では、行定勲監督映画「ピンクとグレー」や、第28回東京国際映画祭スプラッシュ部門作品賞受賞作の小路紘史監督映画「ケンとカズ」といった話題作に立て続けに出演。

壁面の作品2点及びTシャツ、パンツ、スーツの原画制作(MIDIUMISOLID 2016 SS)

写真右のメンズモデルが着用しているジャケットとパンツの原画制作を担当

個展のコンセプト「白昼夢」について

すぎやま氏の創作活動の場は、アトリエを兼ねた自宅であり、氏の夢の中にはよく家が出てくるという。
「明らかにいつもの見慣れた家なんですが、夢の中の家には完全な異質感を感じるというか、非現実的な何かの気配が常につきまとってる。この違和感にこそ”生々しさ”を感じます。この夢と現実の境界線こそ、自分自身を浮き彫りにしてくれる。そこに向き合ってみよう、というところから今回の展示の企画を立ち上げました。」
筆者はてっきり「白昼夢」というタイトルにつられて、夢の中で見たものの展示だとおもっていたが、それは大きく異なっていた。
「夢で見たその景色を描くことはしないです。嘘臭くなっちゃうじゃないですか。」
あくまで夢と現実の間でさまよっているときの日常と非日常の境界線で感じた自分自身のリアリティを表現するという。

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古民家一軒まるごとすぎやまたくやの家に

とくに2階のフロアには、氏の住空間がそのまま再現される予定だ。
「展示空間だけど家である、家だから家具もあるんだけど展示空間である、だから違和感がある」
そんなズレが生じていく感覚がおもしろいかなと話す、すぎやま氏。自宅の家具もなにもかも持ってきて、いつもの日常の先にある、非日常を空間まるごと表現するという。氏が話すその企みに、展示物の一切ないこの空間の中でもどんどんわくわくしている自分がいた。

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会場は、白一色で陽の光がたっぷり入り込む解放感に満ちた空間になっているが、個展当日は路面側の採光を全て閉じ、天井からの光のみとし、完全に自宅を再現しつつ、音響と絵と空間のデザインで彼なりの新しい体験共有ができるとのこと。

空間としての「TERRANOVA House」のおもしろさ

今回、空間デザインを重視する展示だからこそ、企画の段階での会場セレクトを重視していたという。「TERRANOVA House」は代々木上原駅から歩いて3分ほど、高級住宅街としても有名な大山町エリアにどんと構える古民家。外観は黒で統一されており、地下駐車場空間から、1階、2階、さらに真っ赤な壁面が印象的な地下に下がる階段通路まで全てが今回の展示場所として機能する予定だ。

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「TERRANOVA House」外観

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地下駐車場に降りる階段通路

すぎやまたくやを取り巻くゲストアーティストたち

今回、ゲストとして様々な分野で活躍する以下5名のアーティスト陣が参画する。
『黒い暴動❤』『サラバ静寂』などを手掛ける映画監督の宇賀那健一、フリースタイルラッパーのGOMESS、すぎやまたくや氏とも「POSA」というユニットを組み音楽活動をおこなっているサウンドクリエイターの紫藤佑弥、プロダクション「LOW HIGH WHO?」主宰の藤本九六介、女子美術大学を首席で卒業、現役大学院生の画家である夢乃

昨年夏に開催された、モデル/女優のSUMIREさんとの合同展「characterized by」でも、すぎやま氏が日頃から交流のある様々なジャンルで活躍するクリエイターたちとタッグを組んだ。

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SUMIRE x すぎやまたくや の合同展『characterized by』(2018年7月28日〜8月5日開催)

「SUMIREちゃんとは映画で共演してから何か一緒に表現したいねと話していて、今回の展示のゲストでもあるメンバーも日頃から仲がいい、才能のある友人ばかりです。」

「かつては作品は作品、空間は空間という表現区切りが多かったが、最近は様々なインスタレーションが融合しています。SNSが発達して、どこにいても有名絵画が見られるようになった今、絵を見にいく動機ってなくなってきてますよね。であれば、プラスアルファの空間体験があると見にいく動機になるんじゃないかと」。
ジャンルにとらわれない表現方法を強みにもつ、すぎやま氏だからこそできる展示なのかもしれない。

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地下駐車場には、映画監督の宇賀那健一さんが手がける映像を、1階には画家・夢乃さんとのオンタイムでプロジェクションマッピングされる共同インスタレーションが展示される予定だ。
音楽制作にもこだわり、サウンドクリエイターの紫藤佑弥とともにこの展示のためだけの音響インスタレーションを制作中だという。映像、音響、絵画、立体、空間とあらゆる角度から体験できる展示となりそうだ。

真っ白のキャンバスのような展示会場にどのような異空間が繰り広げられるのか、非常に楽しみでならない。当日はすぎやま氏本人も在廊する。すぎやまたくやの夢と現実の境目を覗きに訪れてみるのはいかがだろうか。

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■Infomation■
すぎやまたくや個展「白昼夢」
日時:4月27日(土)〜28日(日)12:00〜20:00 / 4月29日(祝月)12:00〜18:00
場所:TERRANOVA House(渋谷区大山町36-6)
入場料:1,000円

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