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代々木上原の人気カフェ「No.(ナンバー)」が移転オープンした、“職・住・遊”の新施設「CABO」とは?

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代々木上原駅南口から徒歩1歩の場所に新設されたシンプルでモダンなビル。これこそが今回私たちが訪れた新施設「CABO(カボ)」である。今年6月下旬に幕を開けた「CABO」は、上原の新たな“生態系”として続々と新たな営みを生み出している。いったいここは、どんな場所なのか? 

オープン日から「CABO」を賑わせるのは、同施設の顔となる正面1階に移転オープンしたカフェ「No.(ナンバー)」。同店のオーナーであり、CABOのコンテンツ制作にも携わる大谷省悟さんにお話を伺ってみることに。

「No.」オーナーであり、クリエイティブカンパニー「301」代表の大谷省悟さん。同カフェだけでなく「CABO」の運営にも深く関わっているキーパーソン。リニューアルした「No.」と「CABO」について教えてもらいました。

 

<index>

​​1:カフェ「No.」が上原の新施設「CABO」の1階に移転オープン!

2:アップデートした「No.」の一押しフード&ドリンク6選

3:レストラン「Ukiyo」をはじめとする、「CABO」に集うお店のこと

 

​​1:カフェ「No.」が上原の新施設「CABO」の1階に移転オープン!

「上原でランチMTG、おすすめある?」と言われたら筆者は間違いなくこの店「No.」を提案すると思う。こちらはキッシュ好きも納得の絶品キッシュがのったランチプレート。大谷さんいわく、キッシュ単品でもオーダーできるらしい。

「CABO」の真向かいにあるビルの3階から現物件に移転してきた「No.」は、朝から夜まで楽しむことのできるカフェ。今回のリニューアルオープンにあたりメニューもアップデート。朝のコーヒーからブランチ、ランチ、ティーブレイク、軽食、そして夜は本格的なカクテルと締めの一杯まで提供する。いわゆるカフェという枠を超え、レストランやバーよりラフでシームレスに立ち寄れる場所、これが「No.」という飲食店。

言うならば、この地で過ごす人々の生活に寄り添うようなグッドなオールデイダイニングだ。一人でも誰かと一緒でも心地よい、ホテルのラウンジのような、素敵な食堂のような店。

 

シックな空間へとシフトした「No.」

バーに行ってみたいけど踏み出せずにいる、そんな人も「No.」なら気兼ねなく足を運んでお酒を楽しめるはず。行きつけの店、はじめてみませんか?

ファーストインプレッションで感じる大きな変化は内装のムード。移転前の店舗と比べて室内全体のカラーが締まり、奥深くシックな雰囲気に。空間に角のない豊かさを演出してくれる丸テーブルが導入されたのも印象的で、エントランス周辺にはテラス席が設けられたのもいい。1階のテナントならではの屋外席は、街ゆく人の目に留まるし、自然と人の集いができて上原駅前の豊かな彩りになる。「道沿いの1階に移転してきて通りすがりで立ち寄ってくれる人が増えました。新しいお客さんが増えることは僕らにとっても刺激になる。CABOの循環を作る入り口としてのNo.になれたら」と大谷さん。

そしてもう一つ、新たな「No.」を紹介する上で欠かせないのが店内奥にある書棚。

いわゆるカフェや喫茶でも本棚がある店はあるけれど、ここはなんだかプライベートな書斎感が漂っている。この選書は一体……?

 

「見せるための小洒落た本棚じゃなくて、リアルな愛読書を並べて」

取材時に並んでいたのは大谷さんのリアルなプライベートブックの数々(これでもほんの一部だそう)。付箋が貼ってあったり、ラインが引いてあったりするものも多数。これらからは大谷さんの生き方や感性の断片を感じることができるはず。

「すべて自由に読んでもらってOKです。本棚は随時更新していく予定ですが、現在並べているのは全て僕のプライベートな愛読書。それもリアルに読んでいたものばかりなので、付箋やアンダーラインなんかもそのまま残っています。もうすぐNo.に併設の新書を扱う書店・CITY LIGHT BOOK(8月1日オープン予定)ができるのですが、ブックディレクターの三條陽平さんにも入ってもらい、クリエイティブカンパニー「301」の頭の中を覗くような選書をしたインディペンデントなブックストアになる予定です。その導入としてこの書棚にはまず自分の蔵書を並べてみました」

また、大谷さんいわく“本屋は待ち合わせ場所としても活用できる場所”で、何も買わなくてもふらっと入っていい貴重な店、とのこと。言われてみれば確かにそうだ、そういった視点からも「301」の街に暮らしに寄り添う思考を感じられる。素敵なアイデアから生まれるこの書店は、きっと本離れが進むといわれる現代に新たな一石を投じてくれるはず。立ち寄って目に留まった本があればぜひ購入を。

 

生活空間とオフィス、「CABO」という上原のランドマーク

取材は「No.」店内奥には6名程度が利用できる半個室の席にて。この席は丸テーブルの代わりに、角のない滑らかなヘリの「KARIMOKU CASE STUDY(カリモクケーススタディ)」のダイニングテーブルが設置されていた。良い質感。

「No.」をはじめ、彼が率いるクリエイティブカンパニー「301」が手がける物事は、いつだってそれが“自分たち、そして人々の生活におけるリアルな事象であるか、利用したいものであるか”ということを前提に真剣に考えられている。ちょっと憧れで、でも私たちの手に届く理想的な生活シーンの中に溶け込んでくるような“良いモノゴト”の提案は、確実にこの街の、東京の、日本の未来をより良いものへと導いてくれているように思う。

「No.」が入っているビル「CABO」もそんな彼らのアイデアが存分に詰まった施設、ただ「CABO」は単なる商業施設ではなくて——————?

「CABOという施設の誕生にあたり、建物の企画・設計を手掛けるUDS株式会社とのつながりで、オーナーである加和太建設のプロジェクト責任者の方がNo.にお茶をしにきてくれたことがきっかけで、僕らもこの施設のコンテンツ(中身)制作に関わることになりました。代々木上原は、人と人、店と店、生活と仕事、それらの距離感が絶妙な近さで成り立つ街。そしてそれがこの街の良さの1つでもある。だから、それを生かした施設にしようと思い、職・住・遊を叶えるランドマークとして着手。多くの人が利用する1階はNo.をはじめ、飲食店やショップが入ります。2〜4階はフレキシブルなオフィスとミニマルなレジデンスになっていて、仕事と生活が溶け合う人々のための暮らしの拠点としての場になっています。今、自分もここを拠点にしていますが、1階のNo.は社食感覚で利用したいと思ったので、移転にあたり、そんなことも踏まえながらメニューも見直してみたんです」

 

No. (ナンバー)

【新住所】東京都渋谷区上原1-32-3 CABO uehara1F
【TEL】 03-6712-5068
【営業時間】 9:30~24:00(23:30L.O.)
【定休日】 無
【WEB】Instagram

 

>>続いて、アップデートした「No.」の一押しフード&ドリンク6選を紹介

 

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