花のある毎日、過ごしていますか?
みなさん、最近お部屋に花を飾っていますか? 春らしくあたたかくなると、街の花屋さんのお花もピンクや黄色の花々がイキイキしていて、思わず連れ帰りたくなりますよね!お気に入りの花(筆者はバラとダリアが好き)を飾ったデスクでおいしい紅茶を飲みながらの原稿書き、さぞかしはかどるだろうな〜と思いながらスタバなうです。
韓国発のフラワー&セレクトショップmarronpapier(マロンパピエ)へ
さて、今回はそんな心を豊かにしてくれる「花」とゆっくり向き合う場を提供している「marronpapier(マロンパピエ)」さんに伺いました。代々木上原駅から徒歩3分。雑居ビルの2階に位置する韓国発のフラワー&セレクトショップです。階段を上がりお店に足を踏み入れると、大きな窓から太陽光が差し込み、ふわりと花の香りが漂う癒し空間が広がります。

まるで誰かのクローゼットに迷い込んだようなコージーな空間。

スタッフのパクさん(左)とユさん(右)。もともと日本が大好きだったこともあり、二人とも日本語が堪能!
なんだか可愛い女の子の部屋にお邪魔したような感覚になるmarronpapierさんですが、花と洋服が心地よく共存している空間って珍しいですよね?まずは、いったいなぜ韓国から代々木上原に出店するに至ったのか、その経緯をスタッフのパクさんに伺いました。
代々木上原に似た街、ソウル西村で生まれたお店
ー素敵なお店ですね!まずはmarronpapierさんについて教えてください。
パク:marronpapierは韓国のソウルと東京、現在2店舗を運営しています。6年前に開業し、韓国ではフラワースクールをメインに運営しているのですが、ここ東京店では花と服を一緒に楽しめるようにフラワー&セレクトショップの形で運営しています。日本の20~30代の女性にもっと花を楽しんでもらいたい、韓国のトレンドをいち早く日本にお届けしたいと思って日本に出店することにしたんです。日本の女性はお花は好きだけど、アレンジを自分ですることはあまりないですよね?好きなお花を自分のセンスでアレンジできると花の楽しみ方はもっと広がるんです。今スタッフは私とユウ、韓国にもう一人、3人で経営しています。日本でもフラワスクールをはじめていて、6回のフラワーレッスンや一回だけのレッスン、単発のワークショップなどいろいろな形で利用していただいてます。
ーフラワーレッスンもできるのですね!なぜ代々木上原に出店されたのですか?
パク:出店の際にはこのエリア以外にもたくさん物件を探したんです。目黒、下北沢、高円寺…奥渋谷もいいなと思っていたのですが人気なので全然物件がなくて。代々木上原は私たちがこのエリアが好きなこともあって、物件が見つかった時にはここだ!と思いました。代々木上原は、ソウルの店舗がある西村(ソチョン)という街にとても似ているんです。静かでおしゃれなお店がたくさんあって、住宅街でもある。日本でも住んでみたい街として人気ですよね。同じような雰囲気を持ったこの街なら自分たちらしいお店がつくれそうだなと思ったんです。日当たりが良くて、植物がよく育ちそうなところも魅力でした。
日本の花は世界的に評価が高い!?
ーソウルにも代々木上原みたいな街があるのですね!行ってみたいです。
パク:ぜひいらしてください。出店の経緯は私たちが日本が大好きだということもあるのですが、もうひとつの理由として、日本の花のクオリティがとても高いということが大きいんです。
ー花のクオリティ?
パク:韓国でも日本の花を使うことが多いのですが、日本の花は世界的にとても評価が高いんです。種類も豊富ですし、品質がいいので海外のフロリストも注目しています。意外に日本人はそのことを知らない方が多いので、marronpapierがその魅力を伝えていけたらいいなと思っているんです。美しい日本の花を使ってもっとたくさんの方にフラワーアレンジを楽しんでほしい。今後は韓国から日本に拠点を移して、日本を拠点に海外のフロリストと組んでイベントやワークショップを開催したいと考えています。
ー日本の花がそんなに評価が高いとは知らなかったです。もっと誇りに思わないとですね!日本では洋服のセレクトショップも併設されていますが、これはどうしてですか?
パク:花と洋服って女性なら誰でも好きですよね。もともと私もほかのスタッフもアパレル出身ということもあり、お洋服が大好きなんです。店頭では、日本の方が好きなテイストや、韓国のトレンドを取り入れた服をセレクトしています。韓国の取引先と提携してオリジナルブランドとして販売しているのですが、服以外にもバッグやアクセサリーも展開しているのでふらりと散歩がてらに立ち寄っていただきたいです。今PR的なことはブログとInstagramだけなのですが、それを見て地方から来てくださるお客さまも増えたんですよ。あと、韓国が好きな方もたくさん来てくださいます。

アウターやワンピース、カットソーなど着心地の良さそうな洋服が並びます。
ー洋服もとても可愛いですし、空間が心地いいので長居してしまいそうです。ちなみに、お花だけ買うこともできるんですか?
パク:もちろんです!イメージを伝えていただければブーケもつくりますし、一輪だけほしいという方でも、ぜひいらしてください。最近はドライフラワーが人気なので、時間が経っても楽しめるようなお花でブーケを依頼される方が多いですね。今(3月)はミモザの季節なので、スターチスーとグリーンを合わせたブーケがおすすめです。ほかにも、ダリアやラナンキュラスなど、あまりドライフラワーにしなさそうなイメージがあるお花もmarronpapierは積極的にアレンジに取り入れています。野草など、韓国から草花を持ってくることもありますし、ここでしか楽しめないようなオリジナルなアレンジを発信できたらいいなとも思っています。

なんですか、その漢字の書かれた素敵なペーパーは!?
ーそのラッピングペーパーはなんですか?漢字のようですが…
パク:韓国の本店と同じラッピングペーパーを使っているのですが、これはハングルがつくられる前に使われていた昔の漢字が印刷されているんです。ざらっとした紙の質感も素敵なんですよ。お花を贈るときって包み紙も大切な要素だと思うんです。marronpapierのパピエは「紙」という意味なのですが、風合いのある紙に包まれていると温もりを感じますよね。

あっという間に春らしいブーケが完成!
ーはい!なんだかスペシャルなブーケに感じます!こういう素敵なブーケを自分でもつくってみたいのでレッスンに参加しちゃおうかな〜。
パク:季節の花をテーマにした一回だけのレッスンも開催してますし、ぜひ気軽にいらしてください。いずれは韓国料理やビューティーといった韓国文化を老若男女問わず発信できるようなワークショップも開催予定です。ここを拠点にもっと韓国のことも知ってもらいたいと思っているので楽しみにしていてくださいね。

レッスンは一度に4〜5人で開催。生花やドライフラワー、生花のレッスンも。

お花の髪飾りも可愛すぎて悶絶です。

こんな髪飾りが似合う女性になれたら…
春らしいミモザのブーケを抱えて外に出ると、「あら、代々木上原って花が似合う街ね」とオトメ度が増した自分がいるのを感じました。
なんでもない日にも、花を愛でる。この春からはそんななにげない心の豊かさを大切にしていくわ!と胸に誓ったのでした。
ソウルにも行きたい!
Marron Papier of seoul(マロンパピエオブソウル)
住所:東京都渋谷区西原3丁目3−3 西原ビル2F
電話:03-6407-8133
営業時間:11時~20時、(土日祝 11時~17時)
定休日:火曜日
web:https://pressblog.me/users/marronpapier_jp
instagram:@marronpapier_jp」
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