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お店をつくるために厳選されたインテリアアイテムのリユースショップ「RePLAYCE」

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什器・店舗ディスプレイのインテリアリユースショップが代々木上原にニューオープン!

リサイクルショップやアンティークショップを見かけると、何か掘り出し物はないかなーとついつい立ち寄ってしまう、「ヤフオク」や「メルカリ」チェックが日課になっている、そんな方であれば大興奮間違いなしのショップが代々木上原エリアにオープンしました。

代々木上原 アンティークショップ リサイクル 中古 〈ジャーナル スタンダード〉などのアパレルをはじめ、飲食、家具屋など60以上のブランドを持つベイクルーズによるリユースショップ「RePLAYCE(リプレイス)」。場所は、井の頭通り沿い、大山町交差点の一角です。(MAP

代々木上原 アンティークショップ リサイクル 中古

最大の特徴は、すべてのアイテムがかつてショップのディスプレイやインテリアとして使用されていたものだということです。

店内をバーっと見渡すだけでも

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存在感抜群のロッカーや

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バラエティ豊かなトルソー

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アメリカ感ほとばしる「B」「B」「Q」のサイン

などなど、通常のリサイクルショップでは見かけないようなアイテムたちが並んでいます。(※記事内のアイテムはすべて2019年2月取材時のものです)

 

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これまでにあまり無かった「什器や店舗ディスプレイのリユースショップ」はどのようにして生まれたのか。その経緯やお店の特徴について、長年ベイクルーズでショップデザインを手がけ、「RePLAYCE」の運営を担当している岡本龍一郎さんに話を伺いました。

 

海外からの買い付けか、オーダーメイドで制作された什器たち。

ー「RePLAYCE」はどのような経緯でスタートしたのでしょうか?

岡本:ベイクルーズでは内装や店舗デザインを自社のチームでつくりあげていて、ディスプレイに使用するインテリアや什器もあらゆるジャンルやサイズのものを自社で所有していたんです。それらを倉庫に眠らせたり捨ててしまうのももったいないので、たまにファミリーセール時にこういったインテリアや什器を販売していました。ブランドが年々増えるにつれて店頭で使用しなくなったモノも増えてきたので、アップサイクルの一環として固定でリユース家具屋をはじめましょう、と話が挙がったのがきっかけです。

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ー什器やインテリアアイテムは、海外から買い付けてきたものが多いのでしょうか?

岡本:買い付けたものもありますし、内装チームで制作したものもあります。買い付けは、「〈ジャーナル スタンダード〉にこのぐらいの大きさのテーブルを欲しい」などとオーダーがきてから探すこともあれば、少し特殊なのが、いいモノを見つけたら、どこで使うかは未定のまま買い付けておくこともやっていました。

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ーその結果、什器のために買い付けるけれどモノとして魅力的なものも数多く集まっているということですね。

岡本:そのとおりです。アンティーク家具などはいざ探そうと思ってもなかなかそのタイミングで手に入らなかったりするので、そのような買い付け方も行っていました。ラックなどは、そもそも市場にあまり出回るものでもないので、内装部隊で図面を引いて、自作することが多かったです。

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ーさまざまなタイプのトルソーが並んでいるのも、なかなか見ない光景で新鮮だと思いました。

岡本:気づかれる方は少ないかもしれないですけど、各ショップでは洋服が半期ごとに入れ替わるにつれて、什器も全体的に入れ替えをしているんです。トルソーの場合だと、ボディのラインだったり、素材にもトレンドがあって。今年はタータンチェックが流行ってるから、トルソーもあわせてチェックを張ろう、などとデザインをあわせていました。数年使用することでモノとしてはいい雰囲気になっている什器も多いのですが、お店では鮮度がやはり大事なので、各店舗で使われたあとはほとんど倉庫に眠ったままになっていたんです。

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ブランドのロゴが変更されたタイミングで、過去ロゴのハンガーはすべて不要に。木製の堅牢なハンガーも原価の1/6ほどの価格で販売。

ーここに並んでいるアイテムはだいたい何年ほど店舗で使用されたものでしょうか?

岡本:だいたいひとつの什器を新しく入れたら、6〜7年さまざまな場所を巡って、倉庫に返ってきます。なので長いもので7年以上使用しているものから、グラスやカトラリーなど飲食関係のアイテムはほぼ未使用のものもあります。

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〈RIEDEL(リーデル)〉のシャンパングラスなどはほぼ未使用ながら超破格!

 

600円〜400万円まで。玉石混交の品揃え。

ー既存のリサイクルショップなどとの違いはどのようなところだと思いますか?

岡本:最も異なる部分は、ここにあるモノは「売るため」ではなく「お店をつくるため」に買い付けたり制作したものというところだと思います。リサイクルショップやアンティークショップの場合は、お客さんから買い取ったり、骨董市場などでモノを仕入れていて、中古市場でのトレンドや相場が値付けの基準になっています。

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岡本:ここでは市場の相場は関係なく、創作したものは原材料費がいくらかかったか、などを基準に動きやすい(売れやすい)金額をつけています。

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岡本:仕入れ先が自社の倉庫からだと面白いのが、さまざまなブランドがあるので、価格もテイストもバラバラでいい意味で玉石混交になるんです。

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岡本:高級なものからチープなものが等しく並んでいて、たとえばコレクターズアイテムのひとつ「ジャン・プルーヴェ」を置いていたり。

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値札をよく見てみると…400万円!!!フランスの指定大学の希少なアイテム。

岡本:知ってるひとは、これが置いてあるのか、と驚かれます。建築家の方が来店したときにひと目見て、やはり反応されていました。
そのようなものから、こういったハンガーはもともと原価3800円ぐらいで発注しているのを、600円で売ってるので、お買い得なお買い物もしてもらえるようになっています。

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「RePLAYCE」では販売する前に補修や、塗装なども行って過去のインテリアをリユース販売している。

 

時代やジャンルの枠に収まらない面白さ。

ー価格の振り幅もさることながら、ジャンルの幅広さ、ランダム性も眺めていて楽しいです。

岡本:ひとつの空間のなかでさまざまなテイストのインテリアが並ぶのはどうなのかな、と読めない部分があったのですが、はじめてみるとお店をやっている側から眺めても面白い場所になったなぁと思います。

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岡本:実は(取材日の)前日にイベントを終えたばかりで今日はスカスカなほうでどうにか取り繕っているのですが(笑)。和モノの壺の横にアメリカで買い付けた40年代の海軍のロッカーがあったり、その横には、イギリスで買った脚立、デンマークの椅子、その側には70-80年代アメリカのストリートカルチャーを象徴するようなラジカセがあったり。

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岡本:ショップデザインに携わっている身としては、毎週仕入れるモノのなかでいかにいいレイアウトをつくることができるか、腕を試されている部分もあります。調和しているんだかいていないんだか自分たちでもよくわからないままですけど(笑)。

ーアイテムは毎週新しいものが入荷されているのですか?

岡本:おおよそ週1回のペースで倉庫から持ってきています。売れるような値付けをしているので、商品はどんどん入れ替わりますね。

 

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Deuxieme Classe(ドゥーズィエム クラス)〉のショップでお店の顔ともいえるメインの什器として使用されていた、アンティークブロンズと大理石をあわせたラウンドテーブル。4年前にリブランディングがあった際に一式不要になったため倉庫に眠っていた。「買うと高いので自作したものですね。天板だけでも10万を超えるので、2万8千円で売っているのは、みるひとが見れば破格だとわかるのかなと思います」とのこと。ラウンドタイプは部屋や使う人を選ぶこともあり低価格なのだそうだが、いまむしろラウンドテーブル欲しくないですか?

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パッと目をひく「B」「B」「Q」のサイン。〈J.S バーガーズカフェ〉がルミネの屋上で夏限定でBBQをやっていた頃に使用されていたインテリアアイテム。1個3000円!

 

 

上原と「RePLAYCE」のいい関係。

ーなぜ、代々木上原(※駅の最寄りは東北沢)エリアを出店場所に選ばれたのでしょうか?

岡本:候補としてはもうひとつ、家具屋さんが立ち並んでいることで有名な目黒通りの物件もあったんです。ただ物件としてここが2面採光だし角地だし、何より搬入がしやすいのがいいな、と思って決めたんです。あまりロマンのない理由で恐縮なのですが、結果的にここで出店させてもらえてものすごく良かったとおもっています。

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ーお客さんからの反響も上々ですか?

岡本:これからお店をはじめるショップのオーナーさんからすると什器やグラスなど一通り手に入るということもあって、早速重宝していただいている実感があります。このあたりはお店をやっている方も多いし、スタイリストの方やフォトグラファーでスタジオを持っている方などはトルソーなどを買われたりしていますね。

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ープロユースなアイテムが揃っているのが上原在住・勤務の方々にとって嬉しいところだったのですね。

岡本:それから先ほど玉石混交と申し上げたのですが、モノの値段はあまり関係なく、自分にとっていいもの・欲しいものを見極める、見立てる力があるような方が多い印象です。ランニングがてら毎週寄ってくださるような方もいますね。

ーいいですね。事前のお話で、リユースショップ以外の動きもこの場所で行う予定だと聞きました。

岡本:そうですね。ベイクルーズは渋谷に本社があるのですが、この場所をサテライトオフィスにして内装や什器コーディネートの打ちあわせもできるように、と考えています。

 

代々木上原 アンティークショップ リサイクル 中古
RePLAYCE
【住所】東京都世田谷区北沢5-1-15 1F
【電話】03-5453-1150
【時間】12:00~18:00
【定休日】水曜日
【WEB】Online / Instagram

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